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工法紹介
工法特長
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特長1.高流動で超長距離圧送が可能
超高流動化処理土の優れた流動性により、低圧送圧力での超長距離圧送が可能となります。
導管内充填工法を用いれば最長700m以上の圧送充填が可能となり、従来の工法では必要であった中間立孔を省けるなど工期及び工事費の縮減に大きく寄与できます。 -
特長2.抜群の充填率と低硬化熱
管内充填における充填率は95%以上を確保することができ、廃棄管充填における管内充填はもとより、パイプ・イン・パイプ工法の裏込め、多孔管路の空隙など、細部にわたる充填を可能にし、将来的な沈下を防止することもできます。推進管内に敷設される樹脂製パイプの熱による変形も防止します。
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特長3.低騒音でクリーンな施工環境
従来のコンクリートポンプ車を使用しての打設から、特殊ポンプでの打設に切り替えることにより、低騒音で排ガスの出ないクリーンな充填が可能となりました。
これにより夜間における施工なども可能となり、施工の条件がより一層広がります。 -
特長4.極めて高い施工効率
1日当りの打設能力に優れ、従来工法の2倍以上の充填が可能で、大幅な工期の短縮が図れます。
*400m3/日(8時間)
用途
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推進管内充填
電力管・水道管の推進管内配管の周囲に超高流動化処理土を充填することで、配管を固定することが可能です。
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多孔管路埋戻し
管路空隙を確実に充填することができ、管路を固定して地盤沈下も防ぎます。
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廃棄管・遊休管充填
廃棄管内を充填することにより土砂流入などによる地盤沈下を防止できます。
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地中空洞部分
(防空壕跡等)の充填超高流動化処理土は高い流動性を持つので、周辺地盤の沈下によりできたわずかな床下の空隙部などにも充填が可能です。
従来工法との比較
項目 | 従来工法 | 超高流動化処理土工法 |
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圧送距離 | 300m以内 | 700m以上(※1) |
打設能力 | 約200m3/日 | 最大500m3/日 |
硬化熱 | 50~80℃ | 40℃以下 |
圧送圧力 | 1.0MPa程度 | 0.01~0.6MPa (特殊ポンプ) |
フロー値 | 180±20mm | 400±50mm |
※1 導管内充填工法
大口径管内充填工法

施工状況
小口径管内充填工法
廃棄地中線管路や廃棄上下水道管の閉塞に適した充填工法。
以下の工法を組み合わせれば交通量の多い道路上等において最小限の道路占用での充填施工が可能です。
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1.導管内充填工法(特許第5986471号)
管路の上げ越し部、下げ越し部に空隙を残さない様に充填する工法です。
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2.連続径間充填工法(特許第3970820号)
複数のマンホールをバイパス管で既設管を連結し、一括して充填する工法です。
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3.バック充填工法
充填パイプを管内最遠部まで挿入し、超高流動化処理土を圧送。充填パイプ先端から逆流させることで管内および先端空隙部を確実に充填させる工法です。
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4.Uターン充填工法(特許第4078282号)
複数孔の充填管路をマンホール内部でUターンさせ、1回の充填で2孔以上を一括に充填できる工法です。
施工フロー
施工内容・現地条件などに合わせて施工が行えます。
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標準型施工フロー
プラント施設にて製造された超高流動化処理土を10tバキューム車により施工現場へ運搬し、充填施工を行う比較的近距離型の施工方法と、施工現場に現地配合プラントを設置し充填施工を行う遠距離型の施工方法があります。
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現地調達型施工フロー
処理施設より遠距離な施工現場では処理場から直接運搬せず材料を現地調達し、施工現場に設置した現地プラントにて混合撹拌のうえ、超高流動化処理土として完成させる現地プラント型がおすすめです。
※ 廃棄物の自ら利用は別途行政への手続きが必要になる場合があります。
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移動プラント(S.R.P.S)
セメント約12t積載可能、横置き型サイロ付き移動プラントをご用意しています。
セメントサイロ設置不要となることでプラントの組立て撤去時間を大幅に短縮できます。展開寸法 長さ12.0m × 幅3.0m × 高さ3.7m
(ブーム収納時)プラント
設置面積10m × 20m 200m3
(貯泥が必要な場合の最小面積)所要電力 移動プラント車 40kw 製造能力 最大50m3/時
品質
現場のニーズに合わせた品質調整が可能です。
項目 | 管理値 | 備考 |
---|---|---|
比重 | 1.12~1.143 SG | マッドバランス |
粘性 | 20.9~25.0秒 | マーシュファンネルビスコメーター |
項目 | 基本性能 | 備考 |
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製品比重 | 1.22~1.25 SG | マッドバランス |
フロー値 | 400±50mm | 流動性能 |
ブリーディング値 | 3% 以下 | 打設後24時間後 |
一軸圧縮強度 | 0.2~0.5N/mm2 | 4週強度 |
硬化熱 | 40℃以下 |
項目 | 基本性能 | 備考 |
---|---|---|
圧送距離 | 500m | 最大700m以上(導管内充填工法) |
圧送圧力 | 0.01~0.6MPa | インバーター制御時 |
打設能力 | 30m3/時 | 50m3/時(特殊ポンプ使用時) |
性能試験
管内滞留水排水実験
滞留水が存在する環境下でも確実な充填が可能です。
管内滞留水排水実験上げ越管・下げ越管充填試験
実際の現場に応じた打設実験を行い性能を確認しました。